Shadeで鉛筆制作~その3~
Shade 3D



さて、今回で『Shadeで鉛筆制作』を完結させましょう。前回作成した六角柱を適度な長さにして緑色にしておきましょう。




これだけでも、随分と鉛筆っぽくなりますね。

次に先端部を考えてみましょう。ポイントは六角柱と円錐の境目のギザギザ状の表現でしょう。ここも作り方は色々あると思いますがリアルでは鉛筆は鉛筆削りで削ることによって円錐状になるのでCGでも「削る」ことによって再現してみたいと思います。





まず、自由曲面のプリミティブの円錐生成を使って先端部の削った部分を作ります。「表面材質」で木っぽい色にして木目と砂のバンプを掛けて表面をザラザラにしました(木目の画像等を利用すればリアルさが出ると思いますが今回はシンプルにマッピングは使わない方向で)。先端は若干斜めにカットしておくとリアルさが増すと思います。





芯の部分も円錐生成を使って作成します。こちらも砂バンプでザラザラな感じを出しておきます。

いよいよ、「削り」の部分です。これは『ブーリアン記号』というものを利用します。

ここの箇所には「2個の形状の交差部分」を表示させる「ブーリアン」の「積」を使います。記号は「$」です。




先端部の円錐に胴部分の六角柱を重ねます。ブラウザ上から円錐形状の名前の頭に「$&」を付けます。「$」だけだとその2つの重なっている部分以外は表示されなくなってしまうので「&」という記号もセットで付けておきます。





上の状態をレンダリングしてみるとこうなります。2つの形状が重なっているところだけ表示されます。よく見るとギザギザの部分がギザギザしています(^^;)。もっと滑らかにしたいのでブラウザ上から「$」の前に「<」という記号を追加します。




「<」という記号を使うと簡易的に形状の分割数を多くすることが出来ます。円形などより滑らかにさせたい時に有効です。「<<」と重ねれば重ねるほどより細かく出来ます。逆に「>」を使うと荒くなります。





これでギザギザ部が滑らかになりました。






「$」を使うと重なってない部分が消えてしまうので胴の部分は六角柱をコピペして新たに用意します。





境目を綺麗につなげておきます。「記憶-適応」を使うと簡単に連結できます。





レンダリングしてみると綺麗につながっていますね。






お尻の部分も作っておきましょう。

六角柱の淵の部分をコピペして新たに六角形の自由曲面を生成して「一点に収束」で六角の平面にします。「表面材質」で先端部と同じにします。





先端の芯と同じサイズの円柱を作成して六角平面に重ねます。ここは「ブーリアン」の「=」記号を使います。「=」を使うと形状同士が交差する時に交差部の表面材質を「=」の付いた表面材質に置き換える事ができます。





レンダリングしてみると「木」の表面材質に「芯」の表面材質が張り付いているのが確認できます。





鉛筆の刻印もあった方がリアルさが増します。画像マッピングという方法もありますがここでは「テキストエフェクター」で作った自由曲面を使って刻印することにします。

適当にそれっぽい刻印を生成したら鉛筆に重ねます。今度は「ブーリアン」の「差」である「*」記号を使います。これは形状が重なり合っている時に「*」の付いた形状で削り取り、削り取った部分を「*」形状の表面材質で置き換えることが出来るというものです。





本物の鉛筆の刻印は若干凹んでいますが、「*」を使うことで似たような表現が出来るわけです。





と、こんな感じでポリゴンを使わず線形状だけで制作する鉛筆の完成です。お疲れ様でした。





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