POSERでボーン付け
POSER



さて、今回はPOSER10でオリジナル・フィギュアにボーンを設定して動かすところまでをやってみたいと思います。POSERでボーンとメッシュ頂点を関係付けることを「グルーピング」といいます。Shade3Dでは「バインド」、Blenderだと「リギング」と言いますね。(POSERのマニュアルでもリグという言葉は出てきます)

POSERにOBJをインポートするとまず、小道具扱いとなります。それを「セットアップルーム」に入れる事によってフィギュア扱いになります。その前に気をつけておかないといけないのがサブディビジョンサーフェスの扱いです。




まず、スキニングの方法を「POSER 従来型」ではなく「POSER ユニメッシュ」にしておきます。こうすることによってメッシュの実体はローポリでサブディビジョンサーフェスがかかっている状態で作業が出来ます。これらはPOSER10の新機能です。

注意することは、サブディビジョンサーフェスをかけたままセットアップ・ルームに入ってボーンなど入れずにそのまま出てしまうとサブディビが実体化されてしまいます(ユニメッシュの仕様なのかバグなのか曖昧な感じです)。こうなってしまうとメッシュが細かすぎてグルーピング作業は難航するだろうし、何よりShadeで作ったモーフターゲットが使えなくなってしまいます。

ボーンの入れ方は一から全部自分で入れる方法と、既存のフィギュアのボーン構造を移植する方法とがあります。今回はシドニーG2のボーン構造を流用してみることにします。

セットアップルームに入り、フィギュアのライブラリからシドニーを選択するとボーンだけ取り込む事ができます。シドニーは約170cm、御影シエナは約155cm。そもそもアニメ調キャラ設定なので幅的にもサイズが全然合わないのでモーフの転写と自動グループ化はキャンセルして取り込み(後からデフォーマーも全部削除)、地道にボーンの位置修正をしてグルーピングしていくことにします。

とりあえず、ボーンは右か左か半身さえ調整できたら後はフィギュア対称コピー機能が適用出来るので半身だけ頑張ります。全身分のボーンの調節が終わったら、次に「グループ編集パレット」を開いてボーンとメッシュの関係付けをしていきます。




ここでのコツは、ボーンを流用しているフィギュアのパーツになるべく似せてグルーピングしていくことです。うまくいけばそのフィギュアのポーズを使い回せるかもしれません。

「グループ編集パレット」上では色々な機能が使えるようになっているのですが、POSERでいう「グルーピング」というのは広い意味があってボーン付けもその一つということなのです。このパレットのボーン関連で使うのは印をつけたところぐらいです。ローポリなら赤印の機能だけでも何とか出来ると思います。

面倒なグルーピング作業ですが、一度完成させたらそれをライブラリに登録しておくことで後からフィギュアをちょっと修正してボーンを入れ直す必要があるときにはクリック一つで自動グループ化とモーフ転写が出来るようになります。この苦労は無駄になりませんので頑張りましょう。(笑)




自分で一からボーンを入れていく場合は左右対称になるパーツの内部名の頭文字に左側は「l」、右側には「r」と小文字で付けておくとフィギュアの対称コピーが適用出来るようになります。頭に「Head」、手に「Hand」と付けておくとフェイスカメラ、ハンドカメラが使えるようになります。あと、フィギュアの中心として「Hip」が必要です。これがPOSERルールです。

グルーピング作業を終えたらポーズルームに戻り関節等の動きをチェックします。まず、必ず不具合があるはずです。「ジョイントエディタ」を開いてボーンの影響範囲をチェックします。




腕をおろしてみると身体にめり込んでしまいます。身体への腕の影響を弱めます。




肘も骨の感じが出るように修正。こんな感じで指も含め関節を全部チェックしてひとまず完了。影響範囲も半身だけ行えば対称コピーが適用できます。

POSER Proでは影響範囲編集で球状やカプセルの他にウェイトマップペイントも使えるらしいです。一応無しでも何とかやれましたが使えるともっと便利なのでしょうね。




さて、ポーズを取らせてみました。これはポーズライブラリからシドニーの「戦う」ポーズを御影シエナにあてがってみたものです。手はかなり変になってしまうので結構修正が必要でした。でも、大まかなポーズのベースとしては使えないことはないですね。

「ファイティングポーズからの~」




「キーック!!」(やっぱり、戦うキャラなのか?^^;)

これで、Shade3D生まれの「御影シエナ」がPOSER上で動けるようになりました。IKも効きます。色々ジョイントエディタだけではなくデフォーマーも併用しないといけない箇所もあるかもしれませんが、とりあえず今回はこれぐらいで。(随分、ざっくりとした作り方の解説でしたが流れ的にこんな感じということで)

次回は、「表情」を付けられるようにしたいと思います。




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テーマ: CG ジャンル: 日記

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